認知症一人暮らし終了の父と遠距離介護の私

頑張りすぎない、周りのプロに頼る、自分を大切に、を忘れないようにしながら認知症一人暮らし父(要介護2)を遠距離介護中です。父のことは好きだけれど、時々背負い投げしたい時もある。でもやっぱり好き!後で読み返して笑うために書き溜めています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

娘で妻で妹で他人。

朝、父とアレクサでビデオ通話をした。ベッドに寝転がって新聞を読む父に、「お父さーん」と呼びかけると、画面に映った私の顔を見て驚き、次いで「おお~!」と嬉しそうに答えてくれる。ビデオ通話の開始は、大体いつもこんな感じだ。父は、毎度儀式のごと…

ぱっぱっぱーのぱー

先日、父は88歳になった。仕事の都合で誕生日ジャストにはなかなか会えないが、その近辺で帰省し父に直接おめでとうを言うのが、私の年間スケジュールの1つになっている。88歳、米寿である。帰省初日、もうすぐ夕方という時刻に家に着き、玄関の郵便受けに…

ビバビバノンノンビバノンノン

父は、風呂が嫌いだ。母が自宅にいた頃はしょっちゅう入浴をせっつかれていたのだが、その母が入院してからは「入らなくても死なない」論を掲げ、ケアマネさん、ヘルパーさん、私があれやこれや画策する風呂に入ろう作戦は、毎度無残に撃破されていた。入浴…

紙パンツ、さるのおやつ、ふりかけ、あるいは父の愛。

大変、大変お久しぶりです。お久しぶりの間に何があったか簡単に書きますと、今年1月、たまたま私の帰省中に父が転倒し、それ自体は擦り傷程度で済んだのですが、倒れたままなかなか起き上がれず固まってしまった父をえっちらおっちら抱き起しながら、『つい…